アメリカの本はデカい。ノートPCもデカい。所変われば品変わる。
09-04-23
posted by
石橋秀仁
アメリカの本がデカくて分厚くて重いのは、きっとアメリカのノートPCがデカくて分厚くて重いのと同じ理由なんだ、という気がしました。つまり、車社会で、電車通勤者が少ないっていう。[要出典]
『About Face 3 インタラクションデザインの極意』を買いました。:DESIGN IT! w/LOVE僕の本と比較しての違いはあと2点。
1つは、この本が翻訳本であり、かつグローバルなインタラクションのデザインの手法を紹介しているのに対して、僕の本は最初から日本の読者を想定して、かつ日本型のUCDの手法を紹介している点。
そして、もう1つは本の大きさ。これですよ、これ。
僕の本もamazonでは(大型本)なんて書かれてますが、それどころじゃありません。さすがにこの大きさだと持ち歩いて電車のなかで読むというわけにはいきませんね。
「僕の本は最初から日本の読者を想定して」という棚橋さんの言葉はもちろん「本の内容」のことだと思いますが、ぼくは「プロダクトとしての本のデザイン(寸法・形状)」のことだと錯覚してしまって(笑
この記事を最初から読んだ流れで、すんなり誤読して、冒頭に書いたようなことを連想しました。つまり、「車社会だから本がデカいのか?」と。影響を受けたのは直前に「マーケティングとユーザビリティに対するデザイナーの失望:DESIGN IT! w/LOVE」を読んだことかも。「ペルソナ変わればユーザビリティ変わる」なんていうフレーズも脳裏をよぎるほどで。
ちなみに、写真は翻訳本なので「アメリカの本がデカくて分厚くて重い」という指摘がそのまま当てはまる訳ではないのですが、この本に限っては原著とだいたい同じ寸法です。Amazonによると翻訳書が「23.4 x 18.8 x 3.2 cm」で、原著が「商品の寸法: 23.1 x 18.8 x 4.1 cm」とのこと。
(話題が変わって分厚くてデカくて重い翻訳書のマーケティングの話になりますが)
この寸法の一致は、偶然じゃなくて、明らかに一致させてるわけですよね。ふと思ったんですが、日本向けに小さくしたり、分冊したり、という売り方は無いんでしょうか。いや、あったな、そういえば、ビジネス書とかでは。
とはいえ、せっかく「抱き合わせ」になってるのをアンバンドリングすると売上が減る、みたいな心配もあるでしょうし、実際にユーザーが分冊を好むかどうか分からないし、原著者の意向もあるでしょうし、図版やレイアウトの関係で単純に縮小すると破綻するとか、いろんな障害がありそうです。というわけで出版業界事情を知らない素人意見として、さらっと流していただければ幸いです。
一方の「アメリカの本がデカくて分厚くて重い理由」を考えてみると、「アメリカ人の部屋は広い」「アメリカ人は車に積むから重くても良い」「アメリカ人は体がでかいから小さい本は扱いづらい」などと、「本が(日本に比べ)デカくても構わない理由」を思いつくことができます。まあ、本に限らず、アメリカではなんでもデカいような気もします。って明治時代の日本人と同じ感想ですが。
最後に「原油高でアメリカ人の電車通勤が増えている」とNYTimesが報じています(2008年5月に)。徐々にアメリカの本、とくにデカくて分厚くて重い専門書においても、ダウンサイジングが始まるのかもしれない。(適当に言ってみました、すみません)
With the price of gas approaching $4 a gallon, more commuters are abandoning their cars and taking the train or bus instead.Gas Prices Send Surge of Riders to Mass Transit - New York Times
備考:
冒頭に[要出典]と表記した「車社会で、電車通勤者が少ない」という点について、
Americans took 10.3 billion trips on public transportation last year, up 2.1 percent from 2006. Transit managers are predicting growth of 5 percent or more this year, the largest increase in at least a decade.※電車に限らず公共交通機関(public transportation)全部の数字のようです。
この数字から「ざっくり」推定すると、たぶん労働力人口(150百万人)の6分の1(25百万人)より少ない電車通勤者数ではないかと。日本のデータが無いので比較も出来ませんし、あまり自信はありませんが、労働力人口比率でいったら日本の半分以下じゃないでしょうか。日本では3分の1以上が電車通勤だと思うんですよねえ、、、自信ないですが。
余談:アメリカには航空会社のシャトル便ってのがあって、それで通勤してる人がけっこういるみたいですね。日本でいったら新幹線通勤みたいな感じでしょうか。日本で飛行機通勤ってのは聞いたことが無いなあ。
ちなみに、いつか「ロマンスカー通勤」できるセレブになるのが夢です。ていうかセレブは通勤しないだろ、っていう。








コメント