最終更新日
4月22日

電子政府の設計

 

posted by
石橋秀仁

電子政府が利用者目線で適切に設計されれば、その恩恵を受ける人は多い。ですから、良い仕事のできる業者がやってほしいですね。


電子経済産業省アイディアボックスは、  みんなで電子政府のアイディアをつくっていく実験サイトです! 電子政府について国民から広く意見を募集しています。期間は10月14日から11月14日までの1か月間です。
ちゃんとしたデザイナーが関わってないウェブサイトですよね。SIerで、ちょっと「デザイン」できる人(本職デザイナではない人)が、方手間で「デザイン」したように見えます。

「よい設計をするために、みなさんのご意見をお伺いします」というサイトの設計がよくないのは、本気で意見を求めてないのかなあ、という気が。いや、そんな穿った見方はいけませんね。ちゃんとした業者に発注できなかったということでしょう。

実際、このサイト(電子経済産業省アイディアボックス)自体について心配した人から、こんな提案がありました:

お金のかからないプロモーション方法を考える(それにしても登録者少ない!)

登録者数滅茶苦茶少ないです。
どのくらいの登録者数を計画されてたのでしょうか?
やっぱりアイデアはたくさんの人の意見交換や組合せなどから生まれてくると思いますのでたくさんの人がアクセスする仕組を(プロモーション)を考えていただきたい。
Twiteerとか是非活用して欲しい。

これを見て「電子政府ユーザビリティ・ガイドライン」を思い出しました:

この電子政府ユーザビリティガイドラインとその付属文章には、Webを利用した電子政府システムを新規開発したり改修したりする際に、「企画」「設計・開 発」「運用」「評価」の4段階で、ユーザビリティを向上させるためにどのような活動をすべきかが述べられている。注目すべきは、その活動を行う中で、発注 側の府省の関係者がユーザビリティに関する知識やスキルを十分持っていない場合には、ユーザビリティ専門家を選定しその支援を受ける必要性があると明記されたことである。また、受注側のベンダーにおいても、エンジニアや設計者を支援し人間中心設計を推進するために、ユーザビリティ専門家の支援が必要であると書かれている。
そういえば9月16日にTwitterで次のような議論をしていました:

政府のWebサイトは単年度主義の予算と競争入札によって業者がコロコロ変わるのでは? 複数年度予算と随意契約 (および契約プロセスの透明化・第3社審議機関の導入など?) で「長期的に一貫した設計・運用」と「安かろう悪かろうの回避」の実現を望む。民主党さん。

システム監査みたいな「ユーザビリティ監査」ってありえるかな? 科学的で標準化されたユーザビリティ調査の手順に従って定期的に監査を実施。定められた様式の監査報告書。一定の基準で強制的にリニューアル。政府サイトに導入する立法とか。

Twitter / Ishibashi Hideto: システム監査みたいな「ユーザビリティ監査」ってありえ ...

何度リニューアルしてもダメ、という事態がありえる。随意契約はないとする。ならばユーザビリティ監査への合格をもって成果報酬という契約形態なら、自信がない業者は入札できない制度設計になるのでは。なんか制度設計上の工夫ができる気がするね。
Twitter / Ishibashi Hideto: 何度リニューアルしてもダメ、という自体がありえる。随 ...

ちなみに、電子政府の設計に携わりたいのですが、ゼロベースにも受注可能性があるでしょうか。規模的に公募要件の足切り対象になりそうです。やれるとしたら、大手SIerの下請けでディレクションする、という形でしょうか。それはそれで、大手SIerが外部の設計事務所に委託した例なんて聞いたことが無いので、可能性が極めて低い気もします。

まあとにかく、機会があれば公共性の高い設計に関わりたいです。素晴らしい仕事をする自信があります。


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