最終更新日
4月22日

ユーザとサイフは違う

 

posted by
石橋秀仁

この記事全体が余談みたいなものですが。

マーケティングの基本としてよく言われますよね。とくに法人相手のマーケティングでは決裁権のある人(サイフ)と、実際にそのプロダクトを使う人(ユーザ)が異なることは多々ありますよね。

ある意味で初期のサイボウズの値付けというのは、これを回避して「ユーザ=サイフ」にしたんでしょう。

『サイボウズ』はいかに日本一のグループウェアとなったのか?3 :: INSIGHT NOW!

「一番狙っていたのが50ユーザーで19万8000円のラインなんです。これがプライシングの核ですね。もちろん大手のパッケージソフトとはケタが違います」

しかし、これが実に巧妙な価格設定となっていた。なぜなら大企業の一部門(人数は多くても50人以下に収まる)が単独決済で買えるソフトの上限がたいてい20万円までだったからだ。これ以上高いソフトを導入するためには、全社を仕切っている情報システム部門に伺いを立てなければならない。そうなると部長決裁では済まず事業部長決裁まで行く。部門の担当者が気に入ったとしても、上を説得することが飛躍的に難しくなるのだ。

それは余談でした。

本題なんですが、「親子の関係」も、そうですよね。

子供向け商品が、子供が自分で買えない価格帯のとき、親が買う。ユーザ(子供)とサイフ(親)が分かれますよね。(こんな話は玩具マーケティングの専門家から見れば低級な議論なんでしょうけど)

携帯電話
ニンテンドーDS
Wii

サイフというのは、たんに「資金提供者」だけでなくハンコ(購買意志決定権)を持つ者という意味もあります。

ですから、親が携帯やDSを子供に「与えるかどうか」を判断できるわけですね。(逆に企業内でもそういうことはありますよね。

といったことをふまえて、次の記事、

Japan.internet.com 携帯・ワイヤレス - モバイルフィルタリング

しかし、今回のフィルタリングの対象になる20歳未満の未成年者は「ユーザーの数」としては多いことに間違いないのだが、「ユーザーの質」としてはどうだろうか。ここでの質は「購買力」であるが、これはあまり高く無いと考えるのが自然であろう。

つまりユーザー数が減ってしまったとしても、それは購買力の高く無いユーザーであり、本来購買力のあるユーザーにはキチンと広告を届けられていることには何ら変わりは無く、ユーザー数の減少と比較するならば、そこまではサイトの広告価値が下がると言うことは無いのではなかろうか。

広告というのは、結果として何らかの形でお金を回収する必要がある。単純にサイトはユーザー数を求めていても、出稿する広告主の立場としては、そのサイトの広告効果が低いようなら広告は出稿を止めてしまうだろう(もちろん一部の例外はあるが)。

また、フィルタリングを行うこと自体が悪いと言うわけではないと私は考えている。

昨今の報道では、有害な携帯サイトから犯罪に巻き込まれた、といったことが何度も報道されている。

子を守る親の立場からすればこのフィルタリングによってこの様なリスクが減るのは歓迎である。

つまり、親としては子供に安心して携帯電話を与えやすくなったわけですね。そこで、

「安全が確保された遊び場で子供を遊ばせて、親がそれに関わることが出来て(間接的な監視なども含む)、そのついでに広告を見たり、何かを買ってしまうようなサイト」

というのが出来たら最強じゃないかなーと思ったりしました。

思いついただけで、アイデアは無いですが(笑

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