最終更新日
3月20日

メディアのイノベーション(技術以外での雑多な想像)

 

posted by
石橋秀仁

適当な思いつきを。さっきの記事に引き続き、新野さんのブログ記事(オンラインメディアでも破壊的イノベーションが始まったのだ、恐らく)を拝見して。

クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」的にいえば、オンラインメディア業界で破壊的イノベーションが始まったのかもしれませんね。

とはいえ、メディアの最大の資源は人であり、仮にビジネス構造的に新興勢力が優勢だとしても、少なくとも日本では圧倒的に人的資源は既存メディアに偏っているし、その流動性もそれほど高くない(つぶれそうな出版社でも愛着を持って居続ける人たちは多い)ため、同じテーマでがっぷり四つに戦うと、新興メディアは相当不利だろうと個人的には思います。

なるほど「最大の資源は人」ならば、システム投資やランニング・コスト(つまりTCO)を削減できたとしても、次に大きな費用が人件費ですね。しかも「質」も問われる。

優秀な人材をフルタイムの従業員として囲い込もうとすると固定費に。一方で「1枚いくら」の原稿料で変動費化すれば大手と原稿料で競争することに。なかなか大変なトレード・オフ。

理想的には、取材・執筆・編集などのメディア業務に関する破壊的なプロセス・イノベーションができたら、すごいですよね。多分、WikipediaやPJ(パブリック・ジャーナリスト)といった新しい試みに通じるのだと思いますが。

KNN神田さんの先駆性に敬意を払いたいと思います。

ところで、ジャーナリズムは一次情報にこだわりがあると思うのですが、田中宇さんは二次情報に頼ったジャーナリズムを展開してますね。

ブロガー記者会見の写真(CCライセンス)を集めて、ブログの情報をもとに記事を書く、といったこともありえるのかもしれないなあ、と思いました。

あ、そういえば、原稿料なくてもメディアに寄稿したいブロガーって、けっこういますよね。私もそうなんですが、ブログにちゃんとした長い記事を書いても読まれないという悩みが(笑

こういうのとか:
1. Webビジネス新規事業への賢い投資術~「どこまで東京?」に学ぶ (ZEROBASE BLOG)
2. 新規事業投資、どこまで削れるか (ZEROBASE BLOG)
3. 新規事業のIT投資に、より多くの選択肢を残す (ZEROBASE BLOG)
4. 新規事業のリスクとコスト構造 (ZEROBASE BLOG)
5. システム力に勝る「人間力」 (ZEROBASE BLOG)
6. 戦略的コスト構造を武器に (ZEROBASE BLOG)
7. 新規事業の不確実性 (ZEROBASE BLOG)

こういうのも:
チーフ・テクノロジ・オフィサ(CTO)ってチーフ・エンジニアと違うの? (ZEROBASE BLOG)

「書きたい・発表したい人」がいて、それに手直しして「チャネルに載せてやる会社」という意味では雑誌より書籍の出版に近いのかもしれない。上記の長文記事なんか活字のほうが適している気も。そういえば@ITの記事も長いので東京IT新聞みたいなフリーペーパーとして紙媒体として届くとけっこう便利かも、と思ったり。

追記:2009-02-26 14:49
Here Comes Everybody: The Power of Organizing Without Organizations

誰でも出版できるようになったからジャーナリストとかプロ写真家とかの意義が薄れた。数が少ないという理由でプロが存在する職業は危うい。ジャーナリストととブロガーの区別なん無い。グーテンベルク以前は筆記者という職業が存在したがそんなものはもう無い。

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