これも一つのレコメンデーション技術
09-03-17
posted by
石橋秀仁
樋口さんの「人為的な資源の消費を分散する [乱数発生器としての占い]」という記事が面白かった。私は『容疑者ケインズ』に書いてあった「ノイジートレーダーの存在意義」(p.103)という項を思い出しました。全然、違う話なんですが。
占いって、特に古代では、狩りに行く場所や植える農作物の種類なんかを乱数で散らして、いつも同じ資源を消費することを避けさせるという重要な役割を持っていたと思うのですが、考えてみれば「今日のコーディネートを決めてあげる占い」だって、みんなが同じ格好をしてしまって埋没しないよう、それぞれがアテンションを獲得できるようにしていると考えれば、今日
でも(※訂正:のような)アテンションエコノミー時代でも資源の消費を分散させる役割を果たしていると言えます。よく当たる、という評判の占星術の秘密は、ボキャブラリーを限定して、限られた特徴的な単語を上手に分散させてちりばめてあげるところにあるのかもしれません。
自分で考えずに、他人(占い)に任せる、という行動。
株式市場で企業の調査を全く行わず値動きだけを参考に取引するトレーダーの行動がある意味合理的であり、したがって、そういうトレーダーが存在するのは必然的だ、と主張した。それゆえ、そのようなノイジー・トレーダーの存在によって、株式市場で観測される株価という価格情報は不完全にして非効率である、と結論したのである
自分で考えず、ちゃんと考えている人の真似をする、という行動。
まあ、似てるようで、違います。株価では、実際にファンダメンタルズ分析をしている人がいて、それをせずにチャートだけ見るフォロワー(ノイジー・トレーダー)がいるわけです。占いの場合は、占い師が何か合理的な分析をしているわけではない(笑) ※私が占いについて誤解している可能性もありますが。
そういえば、ファッション誌のトレンド予測は的中しますね。占いとしては、驚異的な的中率です。ファッション誌に載っている占い欄よりも、ファッション誌自体のほうが占いとしては正確です。
The best way to predict the future is to invent it. --- Alan Kay
未来を予測する最良の方法は、それを創ることである。 アラン・ケイ








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