専門バカの矯正について(自分の話)
09-03-23
posted by
石橋秀仁
この記事を書いたのですが、専門バカの悪い癖が出てしまったと反省しています。
エンジニアには、厳密に定義された用語の組み合わせでコミュニケーションする作法があります。用語によって厳密さには差があり、それを運用する人によっても程度は違いますが。
例えば「エネルギー」と「パワー」と「力」は混同されがちです。「重量」と「質量」も区別しよう。「時間」と「時刻」も使い分けよう。。。といった具合です。
こういう習慣がついてしまって、ふつうの人(ここでは技術屋以外の人という意味で)と会話するときに「話の通じない専門バカ」といった印象を与えてしまうことがあります。エンジニアが全員そうだというわけではありません。かつての私のことです。
私自身は、自分が「専門バカ」だと気付いて、嫌気して、脱専門バカを目指して努力してきたのですが、長年の訓練で身についてしまった傾向は抜けきっていません。たまに出てしまうことがあります。(私を知っている人に言っておくと、「これでも」ずいぶん矯正してきたんですよ、まだまだですが)
性格もあります。もともと、技術屋に向いているから技術屋になったわけで、技術屋になってなくても、そういう傾向があったわけで。
なるべく気をつけるのは当然ですが、やはり失敗から学ぶことは多いです。自分の失敗や、他人の失敗から、学ぶ必要があります。失敗を指摘してくださる方には感謝します。そうやって、専門バカの癖を抜いていきたいと思います。
理想を言えば、「専門性」とは、必要なときだけ発揮する「能力」であるべきで、「癖」や「職業病」になってしまうべきではない、と考えます。(私自身の理想であって、他人に求めません。職業病全般を否定する意図はありません。それどころか「職人気質」が製品の付加価値になったりするわけですし)
とりとめもない話でしたが、今後も何か感じたことがあればご指摘いただければ幸いです。








ここで、でも質量とエネルギーって同じですよね、とか言って混ぜっかえすと話がこじれそうですね。
言葉の定義から議論するというのがいつでも要求できることではないというのは同意です。エンジニアも研究者も結局自分たちのコミュニティ内では十分に曖昧な用語の使い方をしているわけで(↑のように)。
23 Jun 2009 | by: ogijun