最終更新日
1月 8日

Quotable Web時代のコンテンツ収益化

posted by
石橋秀仁

「こばへんの変」という小林弘人さんの出版記念パーティーに参加してきました。というわけで、今日は「メディア」と「引用」について思ったことを。(参考:social web rambling 「こばへんの変」—「新世紀メディア論」の出版記念パーティー

帰宅して、Tumblrでこれを見つけました:

tumblrのせいで

サービス作るときに各パーツの転用のされやすさを意識するようになった

via: daiskip.tumblr » tumblrのせいで

確かに、サイトの作り手が、ブログやTwitterやTumblrなどを意識するようになってきた、と感じています。Webのエコシステムにおいて、自サイトのコンテンツが、どう伝搬・波及していくのかという観点。コンテンツが引用されることで、バイラルに広まり、そのコンテンツへの接触(インプレッション)や、自サイトへのトラフィック(クリック)が増えたりする。それを意図したサイトの設計。

RSSやmicroformatsなどのメタデータが普及していくことでSemantic Webも進行中ですが、Quotable Webも着々と進行しているようです。

ここでQuotable Webという概念を導入したのは、「機械がコンテンツを再利用するためのSemantic Web」に対して、「人間が手作業で再利用(引用)するQuotable Web」という対比です。いずれは、この二つが融合するのかもしれませんが、ここではQuotable Webについての議論を進めます。

Quotable Webという観点では、コンテンツのquotability(引用しやすさ)に着目します。引用する価値がなければ引用してもらえません。また、引用しやすくなければ引用してもらえません。ですから、「引用する価値があり、引用しやすい形態のコンテンツ」であること、つまりquotabilityの高さが、引用を生みます。(辞書によるとquotableとは「引用できる」「引用の価値ある」という意味です)

ところで、問題は、quoteから収益を得られるかどうかです。

これについては、上述のように自サイトへのトラフィック環流によって広告収益を得る、というのが普通ですが、やはりそれしかないんでしょうか?

せっかくコンテンツがバイラルしているならば、それを「パーベイシブな自社メディア」と捉えて、なにかできないか。ブログウィジェットを広告媒体として収益化するように。なにかできそうです。

「quoteされればされるほど儲かる」「quotableなコンテンツの作成者は儲かる」という状況は経済にとって良好なはずなので。

最もquotabilityの高いサイトは、新聞社系のニュースサイトではないかと思います。ならば、そのquotabilityをマネタイズできないか?

なにかできそうな気がします。まだ具体的なアイデアではありませんが、いくつか考えるべき方向性はあるように思います。ブレークスルーできれば価値があるので、掘り下げるべき問題だと思います。

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