最終更新日
3月20日

Webサイトは作ってからが本番

 

posted by
石橋秀仁

久しぶりにこのブログに投稿します。今後わりと短めのエントリを気軽に投稿したいと思います。もう一つのブログのほうには、がっつり推敲した重い文章を載せていきます。

さて、開発プロジェクトは大変ですし、お金もたくさんかかります。往々にして「作って力尽きる」になります。でも、それではダメですね。作った後の運用に、マンパワーもお金も投じないといけませんね。

Web制作と音楽と:blog.longfeed

「ライブをやるためにCDを作る」的な発言をするミュージシャンも少なくない(パッと思いついたのが氣志團っつーのがアレですが)。Web制作ってこれに近いんじゃないかなあ。公開して閲覧者に見てもらってからが本番みたいな。

「公開して閲覧者に見てもらってからが本番」というのは同感です。カットオーバーは「終わり」ではなく「始まり」です。継続的改善が大事です。

Webサービスへの予算配分は、既存ユーザを大事に、新機能追加よりも既存部分の改善を (ZEROBASE BLOG)

ユーザは大々的な機能追加など望んでいなくて、地味な改善を望んでいる。

少なくとも目に見える/実感する不満点があるうちは、それの解消を真っ先に望んでいます。そういうもんです。

企画・提供側の人が忘れがちな点ですが、ユーザにとっては、いま実際に動いているものがすべて。「利用」イコール「支持」なわけですが、ユーザが支持しているのは、いまのものです。いま使っているものを支持しているのであって、新機能追加後の「より優れた」バージョンを支持するかどうかは分かりません。

ただ一つの真実は、「既存ユーザは、現時点のものを支持してくれている(不満はあるかもしれないが)」ということです。

とはいえ、残念なことに、そういう予算を確保していないクライアントもいますので、「作って終わり」になってしまう場合もありますね。

これは予算の話であって、プロダクション/ベンダー側が努力してどうなるものでもないです。フィーを頂かずに手弁当で改善なんてできませんから。だから、できれば1次開発の前に、そういう提言をしていく。これはプロダクション/ベンダー側の良心的な努力としてやっていくべきでしょう。

F's Garage:才能のあるレジのおばさんに相応の給与が支払われない合理性

無償でサイトを修正する行為が、ビジネスとしては正当化されない。

だからこそ、あえて、「作った後の継続的改善が大事」だから「そのための予算も確保してください」と、プロダクション/ベンダーの人が、もっと啓蒙していくべきだと思います。

プロダクション/ベンダーの報酬はどこから出ているか。それはクライアントの利益からです。投資案件の合理性は売上や粗利によって正当化されるのですから、プロダクション/ベンダー側としてもクライアントへの利益貢献にコミットしていくのが理想的です。

F's Garage:才能のあるレジのおばさんに相応の給与が支払われない合理性

多くの受託モデルは、ビジネスが成功しようが失敗しようが原則的に収入が入ってくる契約になっている。その変わり、数ヶ月後数年後のビジネス自体が成功しても収入は増えないし、失敗しても減りもしない。だから、お客さんのビジネスそのものを成功させるお手伝いとしてできないことが沢山ある。

成功報酬型の受託開発もアリだと思うのです。問題はキャッシュフローですね。ただでさえ受託をすると工期+支払サイトまで数ヶ月間のキャッシュを持っていないといけないので資金繰りが大変。そのうえレベニューシェアなどはキツい。

ただ、開発のやり方そのものをレベニューシェア向きに変えればいいですね。最初はとにかく小規模な開発にして、あくまで事業の仮説検証(フィジビリ)のためにインフラ(システム、サイト)を提供していくというスタンス(※新規事業投資、どこまで削れるか)。開発規模を小さくすれば、受託側のコストも小さくなる。したがってレベニューシェアのリスクテイクが可能になる。

というわけで、お客様のお金の使い方にも(おせっかいではありますが)突っ込んで進言する姿勢は大事だと思います。契約形態も成果報酬型を模索するとか。

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