人を生かすシステムをつくる。
私たちゼロベースは、人間中心の情報デザインとソフトウェアを、社会に提供します。
Deal with systems.
ゼロベースの仕事
事業やサービスのデザインと実装
ゼロベースはウェブサイトやアプリなどのソフトウェアを少数精鋭で開発している会社です。プロジェクトの企画から開発、運用・保守までをサポートしています。
ご相談いただくプロジェクトは生活者向けサービス(to C)、法人向けウェブサービス(to B)、業務システムなど様々です。
クライアントと直に協業することも多く、アイデア出しのフェーズから伴走することも少なくありません。調査やプロトタイピング(試作品を作りながら探求すること)、プロジェクト管理、人材育成なども当社の守備範囲です。事業の成功とユーザーへの貢献を目指しています。
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中国飲食店向けレジ「智掌柜」のデザイン 2020-07-10
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決済サービス「Airペイ」の立ち上げ 2019-04-16
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教育プラットフォーム「Classi」のデザイン 2019-01-10
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NHKのデータジャーナリズム「郊外住宅地の見えない空き家」の制作 2014-11-11
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「未来レストラン」のインスタレーション制作 2014-03-27
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ポンパレの開発 2010-07-15
ゼロベースの価値観
人を生かすシステムをつくる
ゼロベースはデザインの力を信じています。サービスデザインにおいて特に大切にしているのが、「情報アーキテクチャ」と「ユーザーエクスペリエンス(UX)」の二つの視点です。
情報アーキテクチャとは、情報を取り巻く環境を分析し、情報をよりよく設計する視点です。ゼロベース代表の石橋秀仁は情報アーキテクトですが、その仕事はコンサルタントとデザイナーを兼ねています。情報設計の診断や分析、改善、実装だけでなく、エコシステムを思考しながら、事業構想を大きくするなど、クライアントに総合的な解決策を提供しています。
ユーザーエクスペリエンスの視点も広く産業界にとって重要です。ユーザーエクスペリエンスとは、システムに触れた人間のなかに生じるすべての心理的な作用、その積み重ねとしての経験です。それをデザインにおいて扱うということは、人間を中心に考えてデザインする姿勢(いわゆる人間中心設計)につながります。
システムの利点と人の幸せは矛盾しやすく、システムの都合で人間的な価値が疎外されることもしばしばあります。この問題意識を持って、「人を生かすシステム」を志向するのがゼロベースの大きな特徴です。
システムは人がよりよく生きるためにつくられるはずのもの。ビジネスの持続と成長のためにも、人の社会にとって良いシステムを作らなければなりません。
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ゲンロン友の会 第14期総会に出店 機関誌『ゼロベース』を販売しました。 2024-03-30
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World IA Day Fukuoka 2024を開催 情報の「コンテキスト」をめぐる対話 2024-03-02
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機関誌『ゼロベース』第0号 「クラフトとシステムの衝突 三百年史」ダイアグラム、テキスト2万字、関連企画展も 2023-10-07
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Designing Connected Contentの監訳 情報アーキテクチャの新しい設計方法論「デジタルプロダクトの長期的な成長を支える構造化コンテンツ」 2022-02-08
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World IA Day Fukuoka 2020を開催 インクルーシブな美術館のサービス・デザイン 2020-02-22
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オブジェクト指向のハードコア 2019-05-25
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インフォメーション・アーキテクチャのハードコア IAC19レポート「高まる設計倫理への関心」 2019-04-24
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ウィキペディアの記事「ユーザーエクスペリエンス」を執筆 正しい知識の普及のために 2017-09-20
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起業家のメンタルヘルス調査レポート 起業家の37%に気分障害・不安障害の疑いあり 一般人の約7倍 2017-08-09
ゼロベースの組織
プロフェッショナル集団として
ゼロベースは「小さなチーム、大きな仕事」を信条としています。
少数精鋭の組織ですが、ゼロベースの関わる案件には社会への影響や規模の大きなものが多く、求められる仕事は難しくなります。全員がプロジェクト成功のために貢献する、プロフェッショナルであることが求められます。
組織形態としてもプロフェッショナリズムを支えるマネジメントの仕組みを運用しています。個々の裁量を自由化し、完全な成果報酬型とし、メンバー同士で取引する「市場メカニズム」を成立させる仕組みです。上司という存在をなくしてメンバー同士で正当に評価し、「自営力」を高め合います。自社開発の『Za』という業務システムがこの仕組みを支えています。
組織マネジメントも「人を生かすシステム」でなければならない、という考えから模索してきた、まだ他にない組織のあり方です。働く多くの人が「自分は正当に評価されていない」と感じている世の中へのオルタナティブでもあります。
チーム
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石橋秀仁
代表取締役/情報アーキテクト情報建築家。人間中心デザインとアジャイルウェブ開発の実践者。国立高専でサイバネティクスや制御工学を学んだのち、ウェブサービス開発者、エンジニアとして独立。2004年にゼロベースを創業。2005年には日本最大のAjax(インタラクティブウェブ技術)コミュニティを主宰し、UI技術に関する情報を発信。2020年までGMO VenturePartnersのデザインフェローとしてスタートアップのサービスデザインを支援。国際イベントWorld IA Dayの地域開催オーガナイズ、ウィキペディアの「ユーザーエクスペリエンス」記事執筆、海外専門書の監訳など、情報アーキテクチャ(IA)の普及啓蒙に務めている。2021年に福岡にUターン移住。モットーは「思想を実装する」。アート・コレクター。 -
田中孝太郎
テクニカルディレクター豊橋技術大学大学院 並列処理研究室を卒業後、組み込みソフトウェア開発会社、美術大学助手を経て2005年にゼロベースに参画。フルスタックエンジニアとしてバックエンド、フロントエンド、ネイティブアプリの開発を手掛けるほか、プロトタイプ制作からサービス開発のディレクションなど幅広く従事する。紙の本と電子書籍を同時に制作・配信可能なウェブサービス「BCCKS(ブックス)」では組版エンジン、編集エディタの開発を主導し同社の取締役も務める。2002年から現在まで女子美術大学にて情報メディアやデザインの領域で講師を務めるほか、2007年から10年間は東京芸術大学でもプログラミング教育の教鞭を執る。技術と文化、芸術を横断しながら活動し、書籍や雑誌での記事執筆も多数。 -
黒川まみ
UXデザイナー専修大学ネットワーク情報学部コンテンツデザインコース(上平崇仁研究室)で情報デザインや人間中心設計を専攻。卒業後、2009年にゼロベース株式会社に参画。飲食・教育業界のBtoB向けサービスのプロジェクトに参画し、業務改善やカスタマーサポート、UXデザイン、PM業務サポートなどを担当。主なクライアントワークの実績に、株式会社リクルートのAirレジやAirペイ、Classi株式会社の教育プラットフォームClassiなど。デザインリサーチやプロジェクトマネジメントを軸に、さまざまなプロジェクトのUXデザインに取り組んでいる。HCD-Net認定人間中心設計専門家。美味しいご飯と猫が好き。 -
長友肇
事業プロデューサー/サービスプランナー早稲田大学 商学部を卒業後、株式会社リクルートに入社し、HR部門にて「リクナビ」の企画業務を経て新規事業開発を手掛ける。2007年からはメディアテクノロジーラボ(MTL)のゼネラルマネジャーとして同社R&D推進に従事。また在職中よりコンサル会社を経営、大小100以上のウェブサービスやアプリを担当。2010年にゼロベースへ参画し、20年以上の事業コンサルタント経験を生かしてクライアントに向き合っている。また、事業コンサルティングを手がける株式会社ゼログラも自身で経営。IoTマシンの製造販売をおこなうヒガトレック株式会社でも代表取締役COOに従事。EC事業の有限会社ウィービットほか株式会社プチプロ、株式会社コトイクなど3社でも取締役も務める。 -
金子智嗣
プロジェクトマネジャー/ソフトウェアアーキテクト建築士として住宅の意匠設計業務に従事しながら設計事務所のウェブサイト制作をきっかけにウェブ業界へと転職。エンジニアとしてウェブ制作会社、フリーランスを経て2013年にゼロベースへ参画。大規模キャンペーンサイトのウェブアプリから決済や鉄道会社のCMS構築、採用管理システムとそれと連動する求人広告サイトの開発・保守、新規事業の企画など、「設計」を主軸として価値の提供に取り組んでいる。また、オープンソースのCMSであるDrupalの東京コミュニティの運営、登壇などオープンソースソフトウェアのコミュニティにもコミット。その他、社内園芸部や自作キーボードやVRでのオンラインワークショップなども行う。 -
両角直
デザイナー京都工芸繊維大学 工芸学部 造形工学科でデザインを学ぶ。ゼロベースに参画したのは2016年。飲食や金融、教育のサービスで、UIデザインを中心にUXデザイン、リサーチなどに携わる。手を動かしながら考えることを志向し、Figmaなどのツールでプロトタイピングを行なったりSwiftでiOSアプリのプロトタイプ実装も行う。主なクライアントワークの実績は、株式会社リクルートのAirレジやAirペイQR、株式会社リクルートMUFGビジネスのエアウォレットやCOIN+、Classi株式会社の教育プラットフォームClassiなど。ウェブデザインの仕事に携わる前は学童指導員として働いていた。保育士資格有り。 -
五十嵐佳奈
UXデザイナー/ディレクター産業技術大学院大学 人間中心デザイン修了。インターネット広告の事業会社にてウェブサービスや広告プラットフォームのUIデザインを担当。同時にデザインコミュニティやスタートアップ支援NPOを複数運営してきた。ゼロベースではサービス立ち上げ時の「一人目デザイナー」として、サービスデザインからUIデザインまで幅広く担当。案件分野は交通、ヘルスケア、HR、業務システムなど多様。デザインリサーチやワークショップも行う。多様な人と会話して、視野を広げることが好き。共訳書に『カラー・アクセシビリティ』『デザイニング・フォー・サービス “デザイン行為”を再定義する16の課題と未来への提言』、共著論文に『デジタルアーカイブをデザインする』など。学芸員資格保有。 -
浦川大志
ウェブディレクター/アーティスト九州産業大学 芸術学部を卒業したのち、福博綜合印刷株式会社で2021年までウェブディレクターとして勤務し、サイトのデザイン・設計、ECサイトなどの運用業務に従事する。2022年からゼロベースに参画し、ウェブサイト制作や展覧会企画などの業務に従事。画家としても活動しており、インターネットやSNSの普及がもたらした新世代の情報流通のありようを反映し、デジタル的な質感を伴った風景画を制作。横浜市美術館など、国内外の美術館での展示や長谷川白紙などミュージシャンへのアートワーク提供を行なっており、2018年「VOCA展2018」にて大原美術館賞受賞。作品は福岡市美術館、熊本現代美術館、大原美術館に収蔵されている。