機関誌『ゼロベース』第0号
つくる仕事は楽しい。私たちのだれもがクラフトマンシップを持っています。しかし、その喜びを奪われている人もまた、ますます増えているように思えます。私たちはどうすれば、つくる喜びを取り戻せるのでしょうか。
機関誌『ゼロベース』第0号(創刊準備号)
2024年に20周年を迎えるゼロベース株式会社は、不定期刊行の機関誌『ゼロベース』を創刊することにしました。「Deal with systems.」(システムとうまく付き合う)をコンセプトに、「システムと人間の関係」を探究していきます。
2023年10月8日に刊行する第0号(創刊準備号)では、「情報技術革命とアーツ・アンド・クラフツ運動」をテーマとして、「クラフトとシステムの衝突」をめぐる潮流をリサーチ。三百年史のダイアグラムを掲載しています。
デザイン、コンピュータ、経営、思想といった諸分野を横断しつつ、産業革命から情報技術革命に至るまでの「クラフトとシステムの衝突」の歴史をまとめました。それは「つくる喜び」と「使う喜び」の両立をめぐる試行錯誤の歴史です。人間の仕事全般に関わる重要な論点であり、多くの人にとって無関係ではない問題です。
オンラインショップで販売しています。ぜひお求めください。
「業務システムのデザイン」がいかに重要な社会課題であるかを論じた機関誌。能力や意欲があるのに現場で腐ってるプログラマ諸氏やUIデザイナ諸氏にぜひとも読んでいただき、やる気になってほしいです。業務システムのデザインは世直しに通じている。 https://t.co/50CMBfd0NX pic.twitter.com/I6I4zoba0y
— 石橋秀仁 (@zerobase) November 7, 2023</blockquote>
仕様
- サイズ:A3 (297 × 420 mm) ※見開きA2
- ページ数:4ページ
- 価格:1,100円(税込) ※送料別
正誤表
第2刷で訂正済み:
- 3ページ目ダイアグラム右下
- 「ChatGTP」、正しくは「ChatGPT」
- 「iPad 2010」から「iCloud 2011」への矢印が抜け
イベント出店のお知らせ
- 2024年3月30日(土)、東京・五反田で開催されるゲンロン友の会14期総会に出店します。
- 【終了】2023年11月10日(金)〜12日(日)、ニューグラフィー福岡アートブックエキスポ2023に出店しました。
- 【終了】2023年10月8日(日) に人文マルシェ「ぶんまる」に出店しました。
展覧会「クラフトとシステムの衝突」
本展示は、産業革命から現代までの歴史を振り返り、クラフトとシステムが衝突してきた運動を参照するものです。ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動。バウハウス。ドラッカーのマネジメント。ワールド・ワイド・ウェブ。アップルとマッキントッシュ。人がシステムとうまく付き合い、人を生かすシステムをつくることを目指してきたさまざな運動。デザインやコンピュータ、経営、思想といった諸分野を横断して、ひとつのダイアグラムとして展示しつつ、関連する重要書籍群も展示します。
- 会期:2023年10月13日〜
- 場所:ゼロベース
福岡県福岡市中央区天神4-1-18 サンビル3階
(日本銀行裏、セブンイレブン上)- 入場料:無料(要予約)
備考
- ゼロベースオフィスでの常設展です。
- お問い合わせ:contact@zerobase.jp / 092-791-5447
- オープン当日の開館時間や急な閉館などの情報は公式Instagramアカウント(@zerobase_inc)で配信します。
チーム
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石橋秀仁
代表取締役/情報アーキテクト情報建築家。人間中心デザインとアジャイルウェブ開発の実践者。国立高専でサイバネティクスや制御工学を学んだのち、ウェブサービス開発者、エンジニアとして独立。2004年にゼロベースを創業。2005年には日本最大のAjax(インタラクティブウェブ技術)コミュニティを主宰し、UI技術に関する情報を発信。2020年までGMO VenturePartnersのデザインフェローとしてスタートアップのサービスデザインを支援。国際イベントWorld IA Dayの地域開催オーガナイズ、ウィキペディアの「ユーザーエクスペリエンス」記事執筆、海外専門書の監訳など、情報アーキテクチャ(IA)の普及啓蒙に務めている。2021年に福岡にUターン移住。モットーは「思想を実装する」。アート・コレクター。 -
浦川大志
ウェブディレクター/アーティスト九州産業大学 芸術学部を卒業したのち、福博綜合印刷株式会社で2021年までウェブディレクターとして勤務し、サイトのデザイン・設計、ECサイトなどの運用業務に従事する。2022年からゼロベースに参画し、ウェブサイト制作や展覧会企画などの業務に従事。画家としても活動しており、インターネットやSNSの普及がもたらした新世代の情報流通のありようを反映し、デジタル的な質感を伴った風景画を制作。横浜市美術館など、国内外の美術館での展示や長谷川白紙などミュージシャンへのアートワーク提供を行なっており、2018年「VOCA展2018」にて大原美術館賞受賞。作品は福岡市美術館、熊本現代美術館、大原美術館に収蔵されている。