仕事

ソフィ 生理日管理&生理不調ケア 女性の毎日を支えるアプリのデザインと開発

2024-04-26

ユニ・チャーム株式会社(以下、ユニ・チャーム)が提供するアプリ「ソフィ」の開発プロジェクトに、2019年から2023年にかけて参画。ゼロベースからはUXデザイナー/ディレクターの五十嵐佳奈と、テクニカルディレクター田中孝太郎の2名が参加しました。

ソフィアプリ画面

女性に寄り添い続けてきた「ソフィ」の想い

ユニ・チャームは、女性の社会進出が進む中、生活習慣の変化やストレスの負荷により、生理にまつわる不調を訴える方が増加している事実を憂いていました。そこで生理日管理に加え、24の体質タイプ診断に基づき、生理痛やPMSなど生理にまつわる悩みをサポートするアプリの開発を決意します。

そこへ開発パートナーとして、0→1の立ち上げに強いゼロベースが加わりました。田中と五十嵐がデジタルプロダクトの専門家として技術面・デザイン面からアドバイスを行いつつ、自ら手を動かし、2人で一気にプロトタイプ版アプリ(iOS)を立ち上げます。

生理管理アプリは、ユーザーの身体に関するデリケートな内容を扱います。さらに競合アプリが数多くあり、ユーザーはちょっとした違和感ひとつで使うのをやめてしまうかもしれません。本プロジェクトの最大の難関はこのセンシティブなテーマ性にありました。

だからこそソフィアプリは、「毎日つかう道具」として当たり前に使えるよう、シンプルに削ぎ落としたデザインとスムーズな操作性を目指しました。その結果、プロトタイプ版の時点ですら、アプリとしてほぼ完成の域にありました。

ソフィアプリ画面

ユーザーにとってのアプリの体験価値

2020年、プロトタイプ版はたくさんの女性にテスターとして協力いただいて、アンケートとインタビューを実施します。

そうしてテスターの反応を分析して見えてきたのは、使いやすさだけではない、ユーザーにとってのアプリの体験価値でした。私たちはユーザーにどのような利用体験を届けられるのか。アプリを通じて彼女たちの日々をどのように変えていけるのか。開発チームの目線が揃い、目指すアプリの姿が見えた瞬間でした。

ゼロベースはこの価値を最大限発揮できる形にすべく、アプリを全体的に見直し、改善策を提案します。さらに細かい調整をいくつも重ねて、2021年3月ついにiOS版とAndroid版のソフィアプリを正式リリースしました。

ソフィアプリ画面

正式リリースからのプロダクトの成長

正式リリース後もアプリの機能を次々と拡張し、生理管理にとどまらない女性の体調管理アプリへと成長を遂げました。充実した機能を実現しつつ、いまでもシンプルな使いやすさがユーザーから高く評価され続けています。

その背景には、機能拡張においてもプロダクトに寄り添い、幾度となくリサーチとプロトタイピングを繰り返す、ゼロベースらしい開発姿勢があります。

チーム