フィロソフィー

クラフトとシステムの衝突史に関するダイアグラムの一部が写っている写真

人を生かすシステムをつくる

ゼロベースはデザインの力を信じています。サービスデザインにおいて特に大切にしているのが、「情報アーキテクチャ」と「ユーザーエクスペリエンス(UX)」の二つの視点です。

情報アーキテクチャとは、情報を取り巻く環境を分析し、情報をよりよく設計する視点です。ゼロベース代表の石橋秀仁は情報アーキテクトですが、その仕事はコンサルタントとデザイナーを兼ねています。情報設計の診断や分析、改善、実装だけでなく、エコシステムを思考しながら、事業構想を大きくするなど、クライアントに総合的な解決策を提供しています。

ユーザーエクスペリエンスの視点も広く産業界にとって重要です。ユーザーエクスペリエンスとは、システムに触れた人間のなかに生じるすべての心理的な作用、その積み重ねとしての経験です。それをデザインにおいて扱うということは、人間を中心に考えてデザインする姿勢(いわゆる人間中心設計)につながります。

システムの利点と人の幸せは矛盾しやすく、システムの都合で人間的な価値が疎外されることもしばしばあります。この問題意識を持って、「人を生かすシステム」を志向するのがゼロベースの大きな特徴です。

システムは人がよりよく生きるためにつくられるはずのもの。ビジネスの持続と成長のためにも、人の社会にとって良いシステムを作らなければなりません。