エイプリルフール企画「エア新書」
2009年のエイプリルフールにジョークサイト「エア新書」をリリースしました(すでにサービス終了しています)。
架空の新書の表紙画像を合成し、その新書の「書評エントリ」を書くことにより、ブロガーが手軽にエイプリルフールを楽しむことができるという趣向です。
当時は、ちょうど新書が互いに競い合うように凝ったタイトルをつけるようになった時期でした。その状況を風刺した作品です。
また、当時は多くのインターネット企業がエイプリルフール企画としてさまざまなウェブコンテンツを発表している時代でした。なかでもGoogleやpaperboy&co.(現GMOペパボ)は注目を集めていました。
エア新書には多くの反響を頂き、NHK BS2 ザ☆ネットスターや東京新聞でも取り上げられることになりました。
当時のニュースリリース(抜粋)
■企画概要
エア新書を使えば、かんたんに「いかにもありそうな新書本の合成画像」を使って、 一見手の込んだエイプリルフール記事を書くことができます。
「エア書評」をするには、「エア新書」にアクセスして、 新書の「タイトル」と「著者名」を入力し、 生成されたタグをブログ記事に貼るだけです。
■企画背景
(エイプリルフール)
ネット上では毎年エイプリルフールの話題が欠かせません。大掛かりなものもあります。 一方、ブロガーとしては自分のアイデアだけで参加できるチャンスであるにも関わらず、 じっさいには「ネタがない」ことを理由に参加できずに終わることも多いようです。
(新書)
ブログで書評されることも多い「新書」というフォーマット。 「シリーズで同じ装丁」「キャッチーなタイトルと帯」という特徴があります。
(書評)
ブログの書評記事には、表紙画像を添付するのが一般的です。 エア新書を使えば、かんたんに表紙画像を合成することができます。
(エイプリルフール)×(新書)×(書評)=「エア新書」です。
■ロードマップ
「エア新書」はエイプリルフール企画に留まらず、 今後の継続開発を予定しております。
- エア購入機能
- エアアフィリエイト機能
- リアル出版機能
チーム
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石橋秀仁
代表取締役/情報アーキテクト情報建築家。人間中心デザインとアジャイルウェブ開発の実践者。国立高専でサイバネティクスや制御工学を学んだのち、ウェブサービス開発者、エンジニアとして独立。2004年にゼロベースを創業。2005年には日本最大のAjax(インタラクティブウェブ技術)コミュニティを主宰し、UI技術に関する情報を発信。2020年までGMO VenturePartnersのデザインフェローとしてスタートアップのサービスデザインを支援。国際イベントWorld IA Dayの地域開催オーガナイズ、ウィキペディアの「ユーザーエクスペリエンス」記事執筆、海外専門書の監訳など、情報アーキテクチャ(IA)の普及啓蒙に務めている。2021年に福岡にUターン移住。モットーは「思想を実装する」。アート・コレクター。 -
田中孝太郎
テクニカルディレクター豊橋技術大学大学院 並列処理研究室を卒業後、組み込みソフトウェア開発会社、美術大学助手を経て2005年にゼロベースに参画。フルスタックエンジニアとしてバックエンド、フロントエンド、ネイティブアプリの開発を手掛けるほか、プロトタイプ制作からサービス開発のディレクションなど幅広く従事する。紙の本と電子書籍を同時に制作・配信可能なウェブサービス「BCCKS(ブックス)」では組版エンジン、編集エディタの開発を主導し同社の取締役も務める。2002年から現在まで女子美術大学にて情報メディアやデザインの領域で講師を務めるほか、2007年から10年間は東京芸術大学でもプログラミング教育の教鞭を執る。技術と文化、芸術を横断しながら活動し、書籍や雑誌での記事執筆も多数。